新規ソングを作成したら、まずは「インストゥルメントトラック」を追加して音を出してみましょう。
当記事では、インストゥルメントトラックを追加し、Studio One Primeの付属音源である「PRESENCE XT」を使用して音を出してみるところまでをご紹介します。
※説明にはStudio One Primeを使用(以下「Studio One」と表記)
※OS:Windows10
インストゥルメントトラックの使い方
インストゥルメントトラックを追加して音を出す方法はいくつかありますが、まずは一番簡単なものからご紹介します。
ブラウザから音色をドラッグ&ドロップする
編集画面右側にあるのが「ブラウザ」と呼ばれるセクションです。

※表示されていない場合はメニューバー「表示」からブラウザをクリックするか、F5を押して表示させてください。

次に、ブラウザの「インストゥルメント」をクリックします。

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「Presence」→「Artist Instruments」と進んだら、使用したい音色を探しましょう。

そうしたらその音色をドラッグし、トラック表示部にドロップします。

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これで自動的にインストゥルメントトラックが追加され、Presenceにアウトプットされるようになりました。
接続してあるMIDIキーボードを弾くか、Presence下部のキーボードをクリックして、選択した音が出るか確認してみてください。
♪ PRESENCE XT 音色「Grand Piano」♪
インストゥルメントトラックの仕組み
表現が難しいのですが、インストゥルメントトラックはそれ自体から音が出ているわけではありません。
インストゥルメントトラックから出ているのはあくまで様々なデータを含む「信号」であり、その信号を「音源(今回の場合はPresence)」が受け取り、指示通りの音を出すわけです。

なので音色を変更したい場合や、細かな調節がしたい場合などは、音源側の設定を変更することになります。
Presenceの音色を変更してみよう
それでは、Presenceの音色をGrand Pianoから違うものに変えてみましょう
インスゥルメントウインドウが閉じている場合は表示させます。

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画面中央、音色がGrand Pianoになっていますね。
音色を変えるには左上のプルダウンをクリックします。

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♪ PRESENCE XT 音色「Accordian」♪
音色がアコーディオンに変わりました。トラック名がそのままだとわかりにくいので、併せて変更しておくと見やすいでしょう。

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Presenceには、さらに一つの音色を作りこんでいけるような多彩な機能が備わっています。詳細な使い方については改めて記事にする予定です。
インストゥルメントトラックと音源(Presence)を別個に立ち上げる
こちらの方法だと仕組みがよりわかりやすいかもしれません。
まずはインストゥルメントトラックを追加します。

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まだPresenceが立ち上がっていないので、トラックのアウトプットリストが「なし」になっているのを併せてご確認ください。

Presenceの立ち上げはコンソールから行います。
※コンソールが表示されていない場合は、メニューバー「表示」からコンソールをクリックするか、F3を押して表示させてください。

コンソールが表示されたら、インストゥルメントの右にある【+】表示をクリックしPresenceを選択。

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再度トラックのアウトプットを確認すると、Presenceが追加されているのが分かるかと思います。
これでアウトプット先にPresenceを選択することで、インストゥルメントトラックと音源が関連付けられる(信号がPresenceへ流れる)わけです。

この段階ではPresenceの音色が「No Program」になっているので、先述した方法で音色を変更しましょう。
正常に音が出ればOKです。
インストゥルメントトラックの使い方のご紹介は以上です。